仕事を辞めたので。

僕は今、仕事をやめて就職活動中である。新たな一歩を踏み出そうとしている時期だからこそ、資格試験に挑戦しようという気持ちも湧いてくるのだが、どうも集中力が続かない。日々の生活リズムが乱れがちになり、何をするにも腰が据わらない状態が続いている。

何故なのだろうかと考えてみれば、原因は明らかである。日々の決まったルーティンがないからだ。毎日同じ時間に起き、会社に行き、仕事をし、帰宅するという働いていた頃の生活習慣が崩れてしまった。加えて、自分自身の意思の弱さも否めない。「今日はこれをやろう」と決めても、ついつい先延ばしにしてしまう。そんな自分への苛立ちも少なからず感じている。

そこで思い立ったのが、昨年の夏に続けていたブログの更新を再開することだ。なるべく毎日投稿するという目標を立て、それを日々のルーティンとして定着させたいと考えている。

ブログ投稿という行為は、実はアウトプット作業の連続なのである。自分の考えや知識を言葉にして発信するためには、当然ながらインプット作業も必要となってくる。「これについて書こう」と思ったテーマについて調べ始めると、「この情報も必要だ」「あの視点も加えたい」と思考が広がり、気がつけば様々な資料を読み漁っている自分がいる。

一つの記事を書くために調べ物をし、考えをまとめ、文章化する。この一連の作業に没頭していると、あっという間に時間が過ぎていく。作業時間はことのほか長くなってしまうが、それは決して無駄な時間ではない。むしろ、自分の勉強をする貴重な時間を自然と確保することにつながっているのだ。

現代の日本人、特に社会人の勉強時間について調べてみると、その短さに驚かされる。最近の調査によると、日本の社会人の平均勉強時間は1日あたり約13分から26分程度とされている。さらに衝撃的なことに、約63.7%の社会人が全く勉強していないと回答しているのだ。これは日本の社会人の多くが自己研鑽の時間を持てていない、あるいは持とうとしていない現状を如実に表している。

年代別に見ていくと、さらに興味深い傾向が見えてくる。20代の社会人は平均して1日あたり約16分の勉強時間を確保している。キャリアの初期段階にあり、自己啓発やスキルアップへの意識が比較的高いとされるこの年代でさえ、実際の勉強時間は驚くほど短い。

30代になると状況はさらに厳しくなり、平均勉強時間は約8.6分にまで落ち込む。この年代は仕事の責任が増し、また家庭を持つ人も多くなるため、自己研鑽に割く時間が減少する傾向にあるのだろう。

一方で、40代以上になると勉強時間が再び長くなる傾向があり、特に60代男性では22.5分と最も長い平均勉強時間が記録されている。年齢を重ねるにつれて、これまでの経験や知識を活かし、さらに深めていくための学びが重要視されるようになるのかもしれない。

このデータを見ると、日々少しでも勉強する習慣を持てば、他の日本人よりも何らかの優位に立てる可能性が高いと思わざるを得ない。もちろん、何を勉強するのかによっても効果は異なるだろうが、何も学ばないよりは学ぶ方が確実に自分の糧となる。

ブログを書く上では、ある程度のインプット作業は必須となる。自分の興味の向くままに何かを調べるという作業は、僕にとって苦痛ではない。むしろ、知的好奇心を満たす喜びがある。特に、AIが急速に発達した現在では、以前なら難しかったような情報へのアクセスや深い理解も可能になってきた。

数年前であれば専門書を何冊も読み漁り、専門家に相談しなければ得られなかった知識も、今ではAIツールを活用することで効率的に得ることができる。質問の仕方を工夫すれば、より深い洞察も得られる。つまり、現代の技術を活用すれば、知識を「広く深く」彫り込むことが可能な時代になったのだ。

このブログ更新という習慣は、資格試験の勉強をするための「呼び水」にもしたいと考えている。ブログ記事の作成に時間を費やすことで、残された時間が限られていることを実感する。すると自然と「どうすれば効率的に勉強できるか」を考えるようになるからだ。時間の制約があるからこそ、集中力も高まり、効率的な学習方法を模索するようになる。

これまでの休日を振り返ってみると、ほとんど無計画に過ごしてしまい、気がつけばあっという間に1日が終わってしまうことが多かった。「今日は何をしよう」と考えているうちに時間だけが過ぎていき、結局何も成し遂げられないまま夜を迎える。この悪循環から抜け出すためにも、ブログ更新という具体的な目標を持ち、日々の生活に張りを持たせたいと思う。

もっとも、あまりに意気込みすぎるとそれがプレッシャーとなり、かえって続かなくなることもある。「毎日必ず投稿する」「一定の文字数を書く」などと厳格なルールを設けると、それに縛られて苦しくなるだけだ。だから、意思表明はこのくらいにしておいて、自分のできる範囲で、時には駄文であっても世界に向けて発信していこうと思う。

続けられるかどうかは正直わからない。もし更新が止まったら、「あぁ、こいつ、何か生活環境が変わったんだな」と察してほしい。新しい仕事が見つかったか、あるいは別の習慣が身についたか。どちらにしても、それは僕の生活に何らかの変化があった証だろう。

ブログ更新という小さな一歩から始め、徐々に生活のリズムを取り戻し、資格試験の勉強にも取り組んでいきたい。それが僕の今の目標である。成功するかどうかはわからないが、まずは行動してみることが大切だと思う。

この記事を書いた人

名無しのユータ

「読書が趣味」という訳ではないし、遅読で読解力も低い。けれど、読書を続けることでモノを考える力がやっと人並みに得られると感じ、なるべく毎日、本を紐解いている。
趣味はランニング、植物栽培など。