チャレンジ富士五湖100km(部門では富士四湖)が近い。
ウルトラの距離(フルマラソン42.195kmを超える距離)は60kmを1回のみ走っただけだ。
昨年よりは、長距離に対する練習量は劣っているような気はする。
ただし、昨年に同じく100kmを完走したということもあり、いくぶんか心理的にも焦りは感じられない。
むしろ、新たなる挑戦へと邁進できる高揚感に湧いている。
別の言い方をすれば、過去の自分の成績と闘うフルマラソンのようにタイムに縛られることもない。
単純に旅を楽しんで来よう…という気概のほうが大きい。
この高揚感を分解して捉えるのなら、やはり「緩やかな目標」があるからだろう。
最大の目標は、
来年、100マイルを走るレースに参加しようと計画していること。
この大きな目標を達成するために、今年は100キロのレースを3つ出場することに決めた。
そのための「緩やかな目標」が、長距離において同じ筋肉を使い続けることへの鍛錬を自分に課すこと。
そして今回の富士五湖を走る目的は、
- 5月に行われる野辺山ウルトラマラソン100kmのための練習
- 7月に行われるONTAKE100kmのための練習
- 昨年に成し得なかった12時間切りの達成
の3つ。
昨年はITJなど70kmほどのトレイルランニングに出場し、痛感したのはロードでの走力不足だった。
身体全体を動かして登るようなアップダウンのあるレースのほうが得意なのだが、ロードに出た途端、遅さが際立つ。
「走れるコース」のほうが弱いことを知った。
ゆえに今年は、長く走ることを至上命題とし、練習においても1度に走る距離を延伸している最中だ。
そして重要なことは、この計画は「緩やかに強度が増している」こと。
特の目標はどうも達成が厳しいかもしれないと感じる反面、富士五湖から順を追えば、どれもなんとか達成できそうな目標に設定してある。
これを僕は「緩やかな目標」と呼んでいる。
話は戻り、こうした「緩やかな目標」があると、心は穏やかになる…ということに気がついた。
つまり、なにかやるべきことが目の前にあること、特に自分が決めた大きな目標へと着々と進んでいる「達成感」があると、精神的に高揚して躁状態になる。
いつも何かと不安感をまとい、焦燥感に駆られている僕にとって、かえって周囲から「どうしたの最近?落ち着いてるね」と言われるから不思議なものだ。
振り返れば、確かに小さな苛立ちに動じなくなったし、それしか見えていないから余計な雑音を無意識にシャットアウトしているのかもしれない。
もっとも、毎日のように慣れない距離を積み重ねているので、根本的に疲れている…ということもあるが(笑)。
いま、富士五湖への不安があるとすれば、当日の天気だ。
どうやら曇り時々雨の予報で、昨年の好天とは違い、あまり芳しくはないようだ。
寒くなれば身体への負担も変わるだろう。
雨が降れば靴擦れなどの対策も必要だ。
もっとも、メガネランナーは雨が降れば練習をしないので、不慣れも甚だしい。
ガラリと予報が外れないものか。